マンション総合調査

 4月23日、国土交通省は、管理組合や区分所有者のマンション管理の実態を把握するマンション総合調査を実施した結果を公表した。

 その主な調査結果の概要ポイントは、以下のとおりです。

① 世帯主の年齢 60歳代以上の割合  :〈H20〉39.4%

                       ↓

                     〈H25〉50.1% 

② 永住意識 永住するつもりである   :〈H20〉49.9%

                       ↓

                     〈H25〉52.4% 

③ 賃貸戸数割合 20%を超える場合  :〈H20〉18.6%

                       ↓

                     〈H25〉18.2% 

④ 空室戸数 空室がないマンションの割合:〈H20〉43.8%

                       ↓

                     〈H25〉45.7% 

⑤ 戸当たり管理費           :〈H20〉15,848円/月

                       ↓

                     〈H25〉15,257円/月 

⑥ 戸当たり修繕積立金         :〈H20〉11,877円/月

                       ↓

                     〈H25〉11,800円/月 

⑦ 管理費等の滞納(3か月以上)発生率 :〈H20〉38.5%

                       ↓

                     〈H25〉37.0% 

⑧ 長期修繕計画の作成割合       :〈H20〉89.0%

                       ↓

                     〈H25〉89.0%

⑨ 計画期間25年以上の長期修繕計画に基づいて修繕積立金の額を設定している割合

                    :〈H20〉36.6%

                       ↓

                     〈H25〉46.0% 

⑩ トラブル発生状況 居住者間のマナー :55.9%

           建物の不具合   :31.0%

           費用負担     :28.0%

| 2014年5月13日 | カテゴリー マンション総合調査 

世帯主半数60歳以上

「永住するつもり」52%

 国土交通省が23日に発表した2013年度分譲マンション総合調査によると、世帯主の50.1%が60歳以上で、08年度の前回調査から10.7ポイント上昇した。

 現在住んでいるマンションに「永住するつもりだ」と考えている人も52.4%に上った。

 世帯主の年齢は、世代別では60歳代が31.1%で最も多く、50代の22.8%、40代の18.9%と続いた。

 年齢が上がるほど、マンションを『ついのすみか』と考えている割合も高くなる傾向がみられた。

 また、1981年以前の旧耐震基準で建設されたマンションを管理する管理組合のうち、58.0%が耐震診断を実施していなかった。未実施の理由を聞いたところ、「予算がない」が44.4%で、「実施を予定もしくは検討中」が33.8%、「組合として考えたことがなかった」が24.0%だった。

感  想

・マンションは『終の棲家(ついのすみか)になりつつある

・マンションも居住者も高齢化になりつつある(『マンション60年) 二つの老い』)

| 2014年5月09日 | カテゴリー マンション総合調査