「マンションライフサイクルシミュレーション~長期修繕ナビ~」の機能
機能としては、自分が住むマンションの所在地や新築年、住戸数、予定される工事の内容、修繕積立金の徴収額などを入力すると、同じ都道府県に建つ、同じ築年数、同じ規模のマンションの平均的な大規模修繕工事費用が示されるようになっています。
その金額と施工会社から提示された見積書を比較し、金額差の要因について施工会社に説明を求めることで、工事内容及び工事金額に対する納得感を高めながら大規模修繕工事を進めることができます。
また、今後の大規模修繕工事費の負担額の推移や、現状の修繕積立金徴収計画のままで過ごした場合の修繕積立金会計の収支なども試算できるようになっています。
築30年以降に給排水管の更新などが発生し、赤字に転落する管理組合も少なくないと聞きます。そのためシミュレーションの試算期間は40年としています。
さらに、現状を踏まえた改善提案も行えます。修繕積立金の引き上げや修繕積立金が不足する場合のローンの利用提案のほか、住宅金融支援機構が扱う「マンションすまい・る債」で余剰金を運用した場合の受取利息などが提示されます。
試算期間は40年としていますので長期修繕計画より更に先の状況を確認することができます。