(ガイドラインの目的)
本ガイドラインは、主としてマンション購入予定者及びマンションの区分所有者・管理組合向けに、修繕積立金に関する基本的な知識や、修繕積立金の額の目安を示し、修繕積立金に関する理解を深めていただくとともに、修繕積立金の額の水準について判断する際の参考資料として活用していただくことを目的に作成したものです。
(5年ごとの見直し)
本ガイドラインは、5年程度ごとに見直すこととなっており、改定版をこの6月に公開予定となっています。
(改訂版の修繕積立金の額の目安)
マンションの建物等の状況等にもよるが、例えば、平均的な額では
・階数が20階未満で、かつ建築延べ床総面積5,000㎡未満の場合
平均値(月):335円/㎡ ただし、平均値の幅(月):235円~430円/㎡
(前回の修繕積立金の額の目安)
・階数が15階未満で、かつ建築延べ床総面積5,000㎡未満の場合
平均値(月):218円/㎡ ただし、平均値の幅(月):165円~250円/㎡
(改訂版の前回との比較)
平均値の額では、約1.54倍の修繕積立金の額の負担となっている。
これは前回と比べ、消費税の増税、人件費及び資材等の高騰が挙げられるだろう。
管理組合としては、
今後、大規模修繕計画を見直す段階で、修繕積立金の値上げ問題が浮上してくるものと思われる。