平成25年度マンション総合調査において、『管理組合運営における将来への不安(重複回答)』の調査結果が以下のとおり、発表されています。
1 区分所有者の高齢化 60.0%
2 管理組合活動に無関心な区分所有者の増加 36.6%
3 理事の選任が困難 33.5%
4 修繕積立金の不足 30.1%
5 大規模修繕工事の実施 26.9%
6 居住ルールを守らない居住者の増加 22.5%
賃貸住戸の増加 22.5%
8 大規模地震による建物の損壊 21.7%
9 管理費等の未払いの増加 16.6%
10 特に不安はない 11.8%
11 建て替え 11.3%
(注)不明部分は除く。
これは、管理組合を運営していく上での将来の不安な点についてみたものである。
この総合調査から明らかのように、『マンション居住者の高齢化と建物の高齢化』については、岡管連が今後マンションにおいて大きなテーマとなりうる『二つの老い』として取り上げているが、さらに『区分所有者の無関心』が加わってくると、マンションという存在が、社会にとってあらゆる面に大きな影を落とすことは間違いないだろう。