家庭向け料金 中電見直しへ 20年4月から7プラン
中国電力は28日、時間帯によって電気料金が変動する家庭向けの料金プランなどを見直すと発表した。
太陽光発電の普及で昼間の電力需要が減少している現状を踏まえ、昼間の料金を下げる一方で夜間、深夜料金を引き下げ、実質的に値上げする。料金改定は2020年4月から。
対象となるのは、オール電化や高効率の給湯機「エコキュート」を備える世帯などが加入する7プラン。
家庭向けの約2割に当たる89万件が該当する。中電の試算によるとトータルで6~9%の値上げになる。
中電では太陽光の電気を自家消費する家庭の増加に伴い、昼間の需要が減少。
一方で夜間に電力を使う電気給湯機の普及などで夜間需要が増え、発電コストが上がっている。