マンション管理と家計の微妙な関係(2)/マン菅通信2019・12

2 マンション管理(組織)と家計(個人)の微妙な関係

  そもそも管理組合が組織として機能するためには、①共通目的と②貢献意欲と③コミュニケーションと

 いう3つの要件が必要です。機能不全を起こしている管理組合の場合、まずは、このそもそもという点を

 合意してからコトに当たらないと、機能回復は図れません。

  まずは、同じ一つ屋根の下でより良い生活をしていくという①共通目的、そのために必要な協力や負担を

 するという②貢献意識、①②を協調して行うために必要な③コミュニケーションを積極的に取るということ

 を合意しましょう。

  その際、注意したいのが「マンション管理(組織)と家計(個人)の微妙な関係」です。例えば、管理費

 や修繕積立金を値上げした方が管理組合としてはプラスであっても、個々人の家計にとっては支出の増加=

 マイナスになるので、相反する関係になっています。個々人のお財布事情により合意したくともできないと

 いう状況もあるでしょう。「どうして、このタイミングで値上げすると良い=お得なのか?」逆に「上げな

 ければどういう点で悪い=損をするのか?」を早め早めに伝え、相反関係=反対に動く関係ではなく、共に

 歩む=協調(強調)関係になるようにしましょう。

  お金の健康管理方法は、①収入の増加、②支出の減収、③効率的な運用という3つの方法しかありま

 せん。例えば、管理費や修繕積立金を値上げできない=①収入を増やせないのであれば、無駄な費用を

 洗い出したり、住民活動を活発化したりして無駄な②支出を減らすなどの工夫をすることも1案です。

(著)(株)優益FPオフィス ファイナンシャルプランナー(CFP) 佐藤 益弘

2020年6月07日 | カテゴリー その他