目減りの不安に備える
―独居67歳「マンション手放すかも・・・」-
いまから30年後、経済成長を見込んだとしても、年金は夫婦世帯で今の水準より約2割目減りする―。そんな厳しい見通しが、年金の財政検証で示された。本格的な「年金減時代」を前にして、どんな備えや心構えが必要なのだろうか。
東京都世田谷区で一人暮らしの女性(67歳)は、これから年金がさらに減るというニュースを目にしてやりきれない気分になった。
「今でも年金では生活できないから、蓄えを取り崩している。蓄えが底をつくのが先か、死ぬのが先かと思ってきたけど、さらに年金が目減りしたら・・・。マンションを手放して生活保護に頼らざるを得なくなってしまうかもしれない」と不安を隠さない。
【感 想】
不特定多数が生活しているマンションでの居住者の生活状況は外部から分からず、特に高齢者、障がい者、子どもなどへの行政側の弱者への対応、把握ができていないのが実態である。行政側も、マンション内に介入できにくい部分もあるのも事実である。あまり表面には出ていないが、岡山でも、『孤独死、孤立死』が起こっている。
建物に一歩踏み込めば、居住者の『無理解、無関心』がマンション内を覆っている。