5月30日午後3時より、きらめきプラザ(NPO会館)2Fにおいて、岡管連主催の『第11回 マンション生活支援セミナーin岡山』が開催されました。
参加者はマンション居住者、管理組合の役員など15名で、講演等を熱心に聴講され、またフリートーキングにおいては参加者の悩みや、参加者との活発な意見交換等ができ、予定終了時間をオーバするほど盛り上がりました。
【我がマンションのグランドデザインは?】
今回の内容は、『マンションストック数の増加と人口減少における今後のマンション管理のあり方・存立』という社会問題を中心としたものでした。
岡管連が取り上げています大きな社会問題となりうるであろう、マンション特有の時の経過による『二つの老い』です。
この『二つの老い』は、次の二つのマンション問題をはらんでいて、『マンションのグランデデザイン』が描けない状況にあります。
① 限界マンション:65歳以上のマンション住民が全体の半数以上占めているマンション
② スラム化マンション:(賃貸化率+空室率)が全体の半数以上の割合で占めているマンション
【我がマンションを次の世代に引き継げられますか?】
『限界マンション』にしろ、『スラム化マンション』にしろ、管理組合としての運営が困難、意思決定が困難などという、『管理不全マンション』、『管理不能マンション』が出現するリスクがあり、そのようなマンションは次の世代に引き継げられない恐れが出ています。
つまり、管理ができているマンションと、そうでないマンションとの『マンションの二極化』が起きてくるのではないかということです。
『スラム化マンション』は、今問題になっています『戸建ての空き家問題』とも似ています。