大規模修繕工事の基礎知識より/マン菅通信2018・8

アスベスト含有仕上塗材について

 2006年9月から重量の0.1%を超えてアスベストを含有する製品の製造や使用が全面的に禁止されていますが、過去には建築物には様々な形でアスベストが含有された建材が使用されていました。

 また仕上塗材にも、アスベストを含有した製品が製造されている時期がありました。

 施工時のタレや塗膜のひび割れ防止が期待されたことから、添加剤として少量のアスベストを含有させていたようです。

 仕上塗材が健全な状態であれば含有しているアスベストが飛散する可能性は低く、アスベストの含有量も多くはありません。

 ただし、建物の解体や改修工事では仕上塗材を削ったり、物理的な力を加えて除去したりする場合には、含有するアスベストが飛散することが考えられ注意は必要とされています。

 マンションにおいても2006年9月より前に建設された建物にあっては、アスベスト含有仕上塗材が施されている可能性があります。

 大規模修繕工事の際にはアスベストの含有の有無や程度を確認するとともに、アスベストを含有した仕上塗材が使用されていた場合には、各種作業に際してアスベストを飛散させないよう慎重な対応が求められます。

(著)日本建築家協会メンテナンス部会員 奥澤 健一

岡管連から

 2006年8月以前の建物の外壁塗材については、管理組合としても『アスベストの有無』を確認する必要があろう。

2018年9月25日 | カテゴリー 豆知識