固定資産税は、地方税の一つだが、マンションにとっては、不合理な面の強い税とされ、経済学者などから問題点が指摘されてきた。
木造に比べ約1.5倍高い
木造一戸建てに比べ、マンションの固定資産税は、新築当初から、1.5倍は高いとされている。
マンションは新築後、建物について5年間、半額の措置が取られるが、それ以降は倍に戻る。
しかも、住宅用地の固定資産税は200㎡まで6分の1に減額されるが、マンションは土地の割合が、戸建てに比べ10分の1くらいのため、その恩恵がほとんどない。
また、固定資産税では、建物の耐用年数が木造25年、マンションは60年と定められていて、大きな格差がある。
この耐用年数は専門家の調査だと、現実にはどちらも、50年程度とみられている。
さらに、耐用年数がきても、木造・マンションとも、固定資産税は建物が取り壊されない限り、最後まで20%は残る仕組みだ。