都市で豪雨に備える/朝日新聞朝刊(8・25)より - NPO法人岡山県マンション管理組合連合会

都市で豪雨に備える/朝日新聞朝刊(8・25)より

【マンションの場合】

 

 マンションも低地では浸水の可能性がある。地下に機械室がある場合は停電しかねない。高層階でも「水害時は極力、風呂の水を流すといったことは遠慮した方がいい。排水溝にさらに水が流れ込み、洪水を助長しかねない。災害の多い日本に住む者同士、配慮が必要になってくる。

 高い所へ避難するのが基本。地下施設には行かない。特にビルなどの地下室は要注意。地下室は狭いことが多く、短時間で水位が上がる。1999年には福岡県と東京都で、集中豪雨による浸水のためビルや自宅の地下室にいた人が死亡した。

 福岡の場合は約13分、東京の場合は約17分で地下室の天井まで水が上がったと考えられるという。少しでも水が入ってきたら、すぐに地下室から出る必要がある。

 

【岡管連から】

 岡山でも7月に入り、1時間当たり50ミリ程度の集中豪雨がありました。岡山のマンションの場合も水害被害が考えられます。

1 建物及び敷地内外の排水溝があふれ

  建物内に水が浸入する場合

 ・1階のエントランス等が水浸しになる。

 ・エレベーター内に水が入り、動かなくなる。

  *岡山市の場合、公共の排水溝の受け皿容量として、

   1時間当たり50ミリ程度の雨量を想定している。

2 地下型の機械式駐車場等に水が浸入する場合

 ・車が水に浸かる可能性がある。

 ・排水ポンプが追い付かない。

 ・排水ポンプが浸かり作動しなくなる。

 ・溜桝等が落ち葉、ごみ等で詰まっている。

 ・排水先の公共のマンホール等が容量をオーバーしていて、

  水が逆流する。

2014年8月29日 | カテゴリー 豆知識