大規模修繕工事の進め方(3)/マン管通信2016・8

施工会社の選定方式

① 見積合わせ方式(総合評価方式)

  施工会社の会社規模、経営状況、工事実績などに一定の条件を設けて複数会社を選出し、設計仕様書に基

 づく統一の見積り条件や書式などにより見積書の提出を受け、面談(ヒアリング)などを行い発注先を決定

 する方式です。

  施工計画や技術的な部分なども含めて総合的に評価することから、必ずしも最低価格を提示した会社が発

 注先となるとは限りません。

② 入札方式

  入札希望者を公募または指名し、競争入札を行う方式で、原則として最低価格を提示した会社が発注先と

 なります。

  価格だけの競争となりがちで、品質がおろそかになるリスクがあるとされます。

③ 特命随意契約方式

  新築時の元施工会社や管理会社、以前の修繕工事で契約実績がある施工会社など、特定の1社から見積り

 を取得し、その内容について検討・協議したうえで契約する方式です。

  競争が働かずに価格的に割高となる傾向があることや、小規模あるいは緊急性のある場合を除いては、公

 平性や透明性の点で問題となることが少なくありません。

  施工会社を選定する要素は、価格に加え、会社規模、経営状況、保証能力、工事実績、施工能力や技術力

 など多岐にわたります。

  さらに、工事受注に向けた熱意や取組姿勢をも勘案して総合的に判断することが望ましいとされます。

2016年10月15日 | カテゴリー 大規模修繕