設置義務づけ 見直す動きも
分譲マンションの「お荷物」となっている空き駐車場。空車スペースを外部に貸し出して収益につなげる動きが出ているものの、一部にとどまる。
維持管理費が賄えないからといって、設備の点検や更新を怠ると大事故につながりかねない。
国土交通省によると、機械式では、車を乗せるパレット(駐車台)が落下する事故が17~19年度に11件届けられた。一部は設備の定期的な交換時期を過ぎてもそのまま使われていたという。
「駐車場余り」が先行する自治体では、条例を見直す機運が高まる。
東京都は一部地域の駐車場の設置義務づけを緩和する方向で検討している。また、仙台市も昨年4月に市中心部の規制を緩めた。
人口も車の所有者も右肩上がりだった時代が終わったいま、対策は待ったなしだ。
(岡管連から)
機械式に関わらず車も、少子高齢化の波を受けていて、車を手放す人が増えてきています。
その結果、駐車場収入が減り、管理組合運営が厳しくなってきています。