目指せ!防災マンション/山陽新聞朝刊12・16より - NPO法人岡山県マンション管理組合連合会

目指せ!防災マンション/山陽新聞朝刊12・16より

(中)エレベーターが止まったら

荷揚げ用ウインチ活用

 「午前9時、南海トラフ巨大地震が発生し、在宅避難するとの想定で訓練を始めます」

 訓練には、住民が輪番で務める理事ら約20人が参加した。手始めはマンション内の住民の安否確認だ。各世帯には「無事」か「救助求む」か知らせるカードを事前に配布。訓練に合わせて玄関にかけてもらい、理事らが手分けして救助が必要な人がいないかを見て回った。

 訓練では実際に一部の世帯で水を流して異常がないかを確認し、結果を管理室に伝えてもらった。異常があれば専門業者が対処するまでトイレは使用中止になる。そのため、各世帯には7日分の飲料水と食料とともに、災害用簡易トイレの備蓄も要請している。

2022年12月19日 | カテゴリー 災害等への備え