要介護、ペット連れ避難、対応どうすれば/朝日新聞
海面より低い「ゼロメートル地帯」が7割を占める東京都江戸川区は、荒川が氾濫する恐れがあるとして、12日午前に約43万人を対象に避難勧告を出した。
区内105か所の避難所や自主避難受け入れ施設に、ピークの午後9時時点で計約3万5千人が避難した。
今回、氾濫には至らなかったが課題も見えた。
区立松江小には、デイサービス事業者が、利用していた高齢者を連れてきた。
介護や支援が必要な人への備えや対応のルールはなかったが、対応を迫られた。
雨天時のペット連れの避難者への対応を決めておらず、約80人がペットとともに1階玄関近くで過ごした。
前田真一副校長(47)は、「初めてわかることが多かった」と話した。