その後、マンションの管理組合の委託を受けた1級建築士が再び調査したところ、構造スリットの施工ミスが新たに9か所で見つかり、このうち2か所は隙間に入れた緩衝材がゆがんで柱の一部が欠損する重大なミスだったことが分かったということです。
これに対して会社側は「安全性には問題がなく再調査の必要はない」などといったん回答しましたが、その後「一方的な思い込みから尚早な回答を行い、多大な心労をおかけした」などとして判断の誤りを認め、社長が住民側に謝罪する事態になりました。
このマンションでは会社が費用を負担し、今月まで追加の修繕工事が行われました。NHKの取材に対し会社側は「個別案件の詳細については回答を控える」などとしています。