施工ミス実際のケースは
大手不動産会社が販売した愛知県内のマンションでは、今年1月、「構造スリット」の施工ミスで柱の一部が欠損する重大なミスが見つかりました。実はこのマンション、3年前にも構造スリットの施工ミスが見つかっていました。
修繕工事を行ったことがきっかけとなり、設計ではおよそ550か所に施工されているはずの構造スリットが全体の6割近くにあたる300か所以上で、実際には施工されていなかったり、隙間に入れる緩衝材がゆがんだりしていたことが明らかになっていたのです。
関係者によりますと、この際、会社側は施工ミスを認めて第三者機関による検証と修繕工事を行い、昨年5月「安全性は回復された」とする書面を住民に配布しました。