【『限界マンション』にならないために】
広島市まちづくり市民交流プラザ北棟6Fマルチメディアスタジアムにおいて、18時から2時間にわたり、講師による『限界マンション』の実情等について講演をいただき、それを基に市民を対象にしたシンポジウムが開催された。
同スタジアムが立ち見が出るほどの参加者が集まり、市民の関心の深さがうかがわれた。
若い弁護士をはじめ、元理事長やマンション管理士、建築士等の専門家もパネラーとして参加し、築30年後のマンションを想定した問題提起と対処法等の熱い討論が行われた。
(岡管連から)
参加してみて、次のように感じられた。
「外部から専門家等の支援をいただかないと、マンションの『二つの老い』に潜んでいます『5大化現象』に対応できないマンションは、ますます『限界マンション』に近づく恐れがあるのではないか」と。
仮に『限界マンション』に近づいていくならば、『マンションのスラム化』という社会に取り残された状態になり、再生もできない、売れないマンションという次世代に引き継げないマンションが、社会に悪い影響を及ぼすのではないだろうか。
ある面マンションは、外から見れば『ブラックボックス』であり、マンションの『見える化』をするための社会的支援が必要ではないかとも感じられた。