【繰り返されるマンションでの子どもの転落事故】
4 小学生の転落事故を防ぐポイント
体が活発に動くようになる小学生は、「落ちたら危ない」とわかっていても、突発的に危険な行動を
とってしまうことがあります。
よじ登る足場がなくても高いところにあがることができますし、鍵がかけてあっても、自分で開ける
ことができるので、安心できません。
わが子の性格や行動を見極めてうえで、転落防止策を施すことが必要です。
〈小学生の転落事故防止のために保護者がおこなうべきこと〉
・子どもが開けられない補助鍵を設置する。
・ベランダには出させない。
・危ない場所で遊んでいたり、下をのぞき込んだりしていたら、すぐに注意する。
・子どもの転落事故のニュースをテーマに放しあう。
やってはいけないことを繰り返し伝えること、子ども自身に考えさせることが大事です。
子どもは、常識や自制心より好奇心が勝ってしまうことが多いもの。
事故が起きそうな場所で遊んでいたら、一声かけて移動させるなど、子どもの行動を予見して見守り
ましょう。
(岡管連から)
最近のマンションは高層化していますが、マンションでの子どもの転落事故防止について、国などで議論等をあまりされてはいません。
ところが、機械式駐車場での子どもの事故防止については、国土交通省がその対策に乗り出し、機械式駐車場のメーカーを指導したり、管理組合等に対しその危険性について、周知を図っているところです。
両者の事故の件数及び死亡者数を比較しても、マンションでの子どもの転落事故が多いのも事実です。