機械式立体駐車場における利用者等の死亡・重傷事故は、平成19 年度以降、少なくとも26 件(うち死亡10 件)発生しており、子どもが亡くなる痛ましい事故も3件発生しています。
また、マンションの駐車場での事故が半数を占めるなど、利用者が自分で駐車装置を操作するときに多くの事故が発生しています。
機械式立体駐車場での事故を防ぐには、製造者、設置者及び管理者における駐車装置の安全性の確保はもとより重要ですが、利用者におかれても、駐車装置を操作する際にまず装置の中に人がいないことを確認するなど、十分に注意をして御利用いただくことが重要です。
このため、国土交通省では、事故の再発防止を図る観点から、「機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン」を策定・公表し、機械式立体駐車場に関わる製造者、設置者、管理者及び利用者に向けて、安全確保と安全利用を要請しています
(URL:http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi09_hh_000022.html)。