マンションの管理不全とその対策を考える(2)/マン菅通信2019・10

管理不全予防には何をすればよいか

①管理組合

 管理組合は管理規約、集会(総会)、管理者の基本的な体制を整えることが第1です。理事会の継続性の維持、区分所有者の住所地の確認と確実な総会等の委任状の回収、長期修繕計画とそれに基づいた修繕積立金の積立等の取組みを始めとして、区分所有者、居住者の管理やマンションへの関心を高めること、特に、築年数が経てば計画性を大事にし、将来にわたって持続可能な管理体制を構築すること。さらにはその管理の状態が市場で評価され、若い世代が入って来たくなるマンションになるような対応・取り組みが必要です。

 気が付かないうちに体力が低下していないか、どこかに問題ないか、管理の状態を定期的にチェックし、長期的な視点からの対応を強化することです。また、小規模マンションでは地域連携等により、規模と集積の効果が発揮できる体制づくりが必要です。

(著)横浜市立大学国際教養学部 教授 齋藤 広子

2019年11月07日 | カテゴリー 管理不全マンション