管理組合の防災対策(4)/マン菅通信2019・9

マンションに必要な「防災隣組」と「互近助」

「ご近助」祭りで防災意識を醸成

 現場でマンションの自治会長から声をかけられました。

 「先生!みんなが協力して大事に至らず済みました。これも先生の教えを実行したからです」と礼を言われたのです。

 面はゆい気持ちで話を聞くと、千代田区主催の防災講演会でマンションの役員さんたちが私の講演を聞いたそうです。

 その時、「防災は自助と『ご近所(互近助)』が大切」という話に共鳴し、さっそく春と秋のイベントに「ご近助」を取り入れたそうです。

 チラシには「ご近助祭り」と書かれ、マンション前の西神田公園で炊き出しやバザーを開いているとのことです。

 ご近助祭りのテーマはずばり「防災」です。

 そして、集まった人たちには、次のような質問票が配布されます。

♦防災井戸、知ってますか?

♦テント、建てられますか?

♦発電機、起動できますか?

♦消火器、消火栓、使えますか?

 質問票に知らない、できないにΟをつけた人には、「はい、こちらへどうぞ」と役員たちが消火栓や消火器の使い方などをレクチャーをしてくれるそうです。

 「このご近助祭りが、あの火災の時に役立ったのです」と自治会長がおっしゃいます。

(著)防災システム研究所 所長 山村 武彦

2019年10月09日 | カテゴリー 災害等への備え