独自の防災マニュアル作成/山陽新聞朝刊10・7

役割分担明確に(情報班 救護班 物資班)

南区箕島のマンション住民

 岡山市南区にあるマンションの住民が、地震発生時の対応をまとめた防災マニュアルを作成した。市担当者によると、マンション単位でマニュアルを整備するのは聞いたことがないといい、同じ屋根の下に暮らす住民たちは「緊急時の支え合いに役立てたい」としている。

 マンションは同箕島の「ビ・ウェル妹尾」(11階、47世帯)で、住民でつくる町内会の会長が、震災時にスムーズな協力体制が取れるようにと発案。頑丈なマンションは倒壊の危険性が低いため、災害後も自宅で生活する人が多いことを想定し、今年1月から月1回の会議を重ねて内容を話し合ってきた。

 マニュアルはA4版26ページ。大規模地震が起きた際の対応として、1階の集会室に対策本部を設置すると同時に、住民の安否を確認する「情報班」∇けが人の救護や初期消火を行う「救護班」∇物資の調達や炊き出しを担当する物資班―の3班で対応することを明記。各班の役割はフロアごとに割り当てた。

 同町内会は、2014年12月に自主防災会を結成。年1回程度、防災訓練を行い、消火器の使い方や119番通報の手順を確認するなど災害への備えに力を入れている。同会長は「自助はもちろん、住民同士で緊急時に協力し合えるようにしていきたい」と話している。

 市内のマンションは8月末時点で約500棟と増加しており、市危機管理室は「独自のマニュアルは、市が把握できていない情報も盛り込まれている。他のマンションのモデルケースになれば」としている。

岡管連から

 岡山のマンションにおいて、このような取り組みは先進的でかつ、『コミュニティの形成』にとっても資することであり、大変参考となるべきものと考えます。

 マンション住民の防災意識を通じて、マンションの管理組合と町内会とが二人三脚で協力し合うことで、マンションのコミュニティが醸成され、マンションの維持管理等への関心が高まることに期待いたします。

2017年10月10日 | カテゴリー その他