マンションの駐車場考/マン管通信2015・4

【駐車場は余っている?】

 近年、若者の車離れにより自動車販売台数が減少しており、また、子どものいる世帯や老年世帯の双方の家庭でも世帯人数の減少やインターネット普及等による生活利便性の向上により自動車を手放すことが相次ぎ、駐車場を多数配置していた郊外の大規模マンションにおいて、駐車場の空きが増えて問題になっていると聞きます。

 特に、機械式駐車場の場合、もともと出入庫に時間がかかるため人気がなく、平置きの駐車場が空けば便利なそちらを利用するのが普通ですので、空き部分が増加しているようです。

 しかも、機械式駐車場の場合、管理の面からも保守、点検等のメンテナンス費用が高額で管理費用がかさむ等の問題があり、空き駐車場をそのままにしておくと管理組合の駐車場収入が減少し、区分所有者の管理費や修繕積立金の負担を増やさざるを得ないケースも出てきかねません。

 そこで、管理組合としては、マンションの空き駐車場をマンション居住者以外の外部の者に賃貸したり、駐車場の用途を変更してトランクルームを設置するなど、様々な管理態様を検討せざるを得ません。

 なお、駐車場を外部の者に賃貸する場合は、課税の関係を考慮することが必要です。

 この駐車場の空きの問題は、今後、ますます頭を悩ませることも増えるかと思います。

                     (著)グリーンヒル法律特許事務所 弁護士 牧山 美香

(岡管連から)

 区分所有者の共有財産である機械式駐車場の問題は、以下のことなどが挙げられるでしょう。

 ・操作等の取扱いの安全性(子供の死亡事故の発生)

 ・維持管理等の費用負担(修繕積立金からの支出)

 ・高齢化等による車離れ(免許更新時の適性検査)

 ・更新の問題(耐用年数は15年~20年)   など