「自主点検のすすめ方」その1

【自主点検とは】

自分たちが暮らすマンションの建物や設備にどのようなものがあり、どのような状態なのか把握したいということで、管理組合の発意により、計画的に継続して行う点検を『自主点検』と呼んでいます。

皆さんが日々の生活の中で使っているバルコニーや廊下、エレベーターなどで気になるところがあると思います。安全で快適な生活を維持するために、少なくとも年1回程度は、役員をはじめ組合員の方々で自分たちが住むマンションの建物や設備の状態を点検してみることをお勧めします。

例えば、新旧役員の交代の際に引継ぎを兼ねて建物や設備の状況を確認することや、組合員の方々が参加して専門家から点検の仕方の説明を受けながら一緒にマンションを回ってみる『マンション探検隊』のようなイベントにすることもよいでしょう。無理のない範囲でできるところから始めてみましょう。

また、『自主点検』の結果で、「異常」が見つかった場合の対応のために臨時総会を開くのも大変ですから、『自主点検』を来期の「事業計画」や「収支予算」作成のタイミングに合わせて実施し、点検の結果を来期の「事業計画」や「収支予算案」に盛り込み、通常総会で承認を受けるというのも合理的な方法のひとつです。

来期の修繕に関する事業計画作成のための『自主点検』と考えると、主体的なマンションの維持管理の仕組みとして明確に位置づけられるでしょう。

『自主点検』が管理組合にとって、最も身近で重要なものであることが、組合員の方々の共通の認識となり、理解と支持の下に行われることに期待しています。

(岡管連から)

マンション管理センターが発行している『マンション管理組合による自主点検マニュアル』(~マンションを自分たちで守るために~)にあります『自主点検のすすめ方』から、この回を含め5回にわたりお伝えする予定です。