どうする? 自治会・町内会(2)/朝日新聞朝刊9・28

【老いる組織/高齢化 担い手がいない】

 自治会・町内会の役員の仕事は、回覧板の作成や自治体との連絡役、名簿の作成・管理に会員勧誘活動と、多岐にわたります。

 活動は平日の日中が多く、退職世代が担うことになります。

 65歳定年が増えて役員の高齢化が進み、最近では70代、80歳以上の会長も珍しくありません。

 若い世代を中心にマンション入居者が増えたことも、負担増に拍車をかけています。

 オートロックのマンションは回覧板を回したり、勧誘活動をしたりすることが難しいからです。

 自治会員が高齢者に偏り、活動も高齢者向きのものが多くなり、一層若者が参加しにくくなるという悪循環も見受けられます。

 横浜市が2012年に、市内の自治会・町内会向けに実施したアンケートでは、76.8%の自治会が運営上の課題として『役員のなり手が少ない』を挙げ、『会員の高齢化』も58.8%に上りました。

 市町村合併や予算の削減で行政サービスが細る中、高齢者の見守りや子育て支援など、自治会への期待は高まっていますが、実態は難しいようです。

 5年に1度の国勢調査の調査員の多くは自治会・町内会の推薦で決まっています。

 行政が自治会・町内会を頼りにしている事務はほかにも多くあります。

 例えば、市区町村が自治会に広報誌の配布を委託しています。

 市区町村から補助金を受けて防犯パトロールをしたり、民生委員や選挙の投票立会人選任に協力したりすることも多いようです。

                                  (注)下線は、こちら側で記載。

(岡管連から)

 マンションの管理組合も自治的機能を有しており、特に災害時等の当初は、『共助』としての役割が期待されています。

 管理組合の運営面では、上記の自治会・町内会の運営上の課題として取り上げられていたように、岡管連が取り組んでいる『マンションの二つの老い』の課題の一つでもある『組合員の高齢化と役員のなり手不足』で、その機能がうまく回らない恐れがあります。

 将来的には管理組合に対して、何らかの社会的支援が必要になると思われます。

 現在、岡管連では管理組合様に対して、『マンションアドバイザー派遣事業』を行っています。この機会をご利用していただき、管理組合様へのご支援・ご相談等ができればと思っています。