マンションの諸問題への対応を考える(1)/マン菅通信2020・10 - NPO法人岡山県マンション管理組合連合会

マンションの諸問題への対応を考える(1)/マン菅通信2020・10

高齢化

1 現状

  マンションの世帯主の高齢化は年々進み、2世帯に1世帯が60歳以上という高齢化に突入しています。

  70歳以上の割合を見ると、5年前より3.3%増え、22.2%となりました。完成年次が古い

  マンションほど70歳以上の割合は高くなっています。

2 課題と管理組合の対応

 ① 役員の成り手不足⇒・役員の資格要件を緩和する

            ・報酬(役員活動費)を支払う

            ・組合協力金を徴収する

            ・外部専門家を活用する

 ② 管理費等の滞納増加⇒・滞納者に任意売却を促す

             ・滞納者に賃貸を促す

             ・リバースモーゲージ制度の活用

             ・生活保護の受給

 ③ 認知症から起こる迷惑行為⇒・親族に連絡して相談

                ・地域包括支援センター等の活用

 ④ 孤独死⇒・立ち入り確認

       ・相続財産管理人選任の申し立て

(著)湯川・佐原法律事務所 弁護士 佐原 專二

2020年12月05日 | カテゴリー 二つの老い