子どもの転落事故が多発!対策は?(2)/セコムより - NPO法人岡山県マンション管理組合連合会

子どもの転落事故が多発!対策は?(2)/セコムより

【繰り返されるマンションでの子どもの転落事故】

2 転落事故が起きた状況の共通点は?

  前回で取り上げました「この約2年半の間に起きたマンション等での子どもの転落事故」をまとめて

 みますと、発生状況には共通点があることが分かります。

  【転落事故の共通点】

  ① 足がかりになるものがあった

    椅子やゴミ箱、ダンボールなど足場になるものによじ登って転落することが多い。

    このほか、エアコンの室外機、荷物、三輪車などの遊具、積まれたゴミ袋など、さまざまなものが

   足場になります。

    体重の軽い子どもにとっては、植木鉢やラティス(木製の棚)といったガーデニング用品も足場に

   なる可能性があります。

  ② 保護者の目の届かないときに起きている

    事故発生時に保護者が子どもを残して外出していたケース、在宅時でも別の部屋にいて子どもの気配

   に気付けなかったケースがあります。

    兄や姉が一緒にいたとしても、幼い弟や妹の面倒をすべて見てもらうことは難しいです。

(岡管連から)

 親のちょっとした不注意による事故が多いのも事実です。

 特に今のマンションは、高層化していて、かつ、セキュリティが厳しいことや、またお互い同士無関心な所もあり、このような悲劇が繰り返されています。

 マンションにこのような事故等が起きれば、中古マンションを売買をする際、重要事項として告知する必要があり、そのことによりマンションの資産価値が下がる恐れもあります。

 もし、そのような事実を告げずに中古マンションを売買した場合には、相手側から損害賠償を訴えられる可能性もあります。

2016年9月25日 | カテゴリー 事故防止