管理組合を悩ますマンション認知症トラブル(1)/週刊朝日11・14

 岡管連が大きなテーマとして取り組んでいます『二つの老い』に関連して、週刊朝日(11・14)がマンション居住者の高齢化問題を取り上げています。そこで、その主な概要を4回にわたりお伝えいたします。

【分譲マンションに増える居住患者】

 分譲マンションで今、建物の修繕だけでなく、居住者の高齢化や認知症が問題化している。国は管理会社を対象に講習会を催し、大規模マンションは管理組合とは別に自治会を結成。見守り活動も含む最前線の現場を歩いた。

 そのマンションは首都圏の幹線道路から一歩入った住宅街にある。落ち着いた外見とは裏腹に、内部では住民同士のトラブルが起こっている。

 あるとき「管理人が勝手に家の中に入ってモノを盗む」と言いだし、住民たちの郵便受けに直筆の抗議文を張り出し、管理組合理事Aさん(47歳)にも訴えた。だがそのモノとは、洗面台に置いてある猫の置物。管理人は当然ながら「身に覚えはない」。2年ほど前に入居したおひとりさまBさん(70代半ば)は認知症特有の症状「物盗られ妄想」が出ていたのだ。

 さらに、「万が一、身寄りのないBさんが孤独死したら、マンションの資産価値が減ってしまう」といった懸念も聞こえてくるようになった。

 緊急の理事会が招集されて、地元の地域包括支援センターへも情報が伝わった。Bさんの部屋に入ると引っ越してきたままの状態で、段ボール箱は山積みで荷物は散らかり放題だった。

2014年12月01日 | カテゴリー 管理組合の悩み