マンション修繕積立金のアドバイスその2/FPジャーナル2015・2

【マンションの修繕積立金の目安を試算する】

マンション特有のコストは、ボディーブローのようにじわじわと家計に響いてきます。

マンション特有のコストのうち、修繕積立金は、購入後のコストをできるだけ安く見えるように、可能な限り低く抑えているケースがほとんどです。

修繕積立金の積立方法は、長期修繕計画で計画された修繕工事費総額を、計画期間中に均等に積み立てる方式(『均等積立方式』)と、当初の積立金を抑え段階的に積立金を値上げする方式(『段階増額積立方式』)があります。

均等積立方式は

将来にわたり定額負担として設定するため、将来の増額を組み込んでおらず、安定的な修繕積立金の積立てができます。

1戸当たりの修繕積立金額は、築後30年間に必要な修繕工事費の1戸当たりの総額を360カ月で割って算出します。

したがって、月々の修繕積立金額は一定となります。

ただし、この場合でも長期修繕計画の見直しによる値上げが発生することはあります。

段階増額積立方式は

修繕資金需要に応じて積立金を徴収するもので、当初の負担額は小さく、均等積立方式に比較して少ない金額となりますので、新築マンションの大半がこの段階増額積立方式をとっています。

1戸当たりの修繕積立金額は、築後30年間に必要な修繕工事費の1戸当たりの総額から、購入時に徴収する修繕積立一時金を引いた残額に対して当初の修繕積立金額を決め、その後一定期間ごとに値上げする金額をあらかじめ決めます。

したがって、購入当初の修繕積立金額は均等積立方式に比べて少なくできますが、計画どおりに増額しようとする際に、値上げの合意ができないと修繕積立金が不足するといった事態が発生します。

こうしたことを背景に、平成23年4月に国土交通省が『マンションの修繕積立金に関するガイドライン』を発表しています。

(岡管連から)

マンションの修繕積立金に関するガイドライン』については、別途、お伝えする予定です。

2015年3月13日 | カテゴリー 管理基礎講座