マンション修繕積立金のアドバイスその1/FPジャーナル2015・2

 【ある相談から】

「住んでいる分譲マンションの大規模修繕工事が始まりますが、『今回の工事は積立金で賄えるけど、次回は足りなくなる』と管理会社の担当者が言っている。結構高い積立金を支払っているのに、こんなことってあるのですかね」

という相談に対し、

私が「買った時のままの修繕積立金なら当然、足りなくなる」というと、「なぜですか?」と尋ねられると、「修繕積立金が高いと売れにくいから」と答えた。

こうした問答は、今も各地で繰り広げられていると思います。

(そのような既存の分譲マンションの維持管理状況において)新築マンションの住宅ローンについては、販売業者との提携融資が一般的であり、販売会社から提供される購入者の情報を基にローン審査を行い、購入者に会うのはローン契約締結時というケースが多く、そうした状況下では、管理費や修繕積立金、修繕積立一時金(3年から5年程度分の一括金)などのマンション特有のコストを考慮して返済計画を組むといったアドバイスができていない。

なぜなら、すでに購入を決めているローン申込者にはそうしたことは二の次であり、ローンの諾否のみに関心があるからです。

(岡管連から)

分譲マンション特有のコストのひとつに、将来の定期修繕(概ね12年ごと)に備えた『修繕積立金』があります。

購入時の当初月額から5年程度経過すると、値上がりすることが多く、トラブルとなるケースが多々あります。

ここにこの回を含めた3回シリーズで、トラブルを未然に防止する金融アドバイスをお伝えする予定です。

(注)カッコ書きは、こちらで記載しました。

2015年3月11日 | カテゴリー 管理基礎講座