活躍するマンション管理士(2)/マン管通信2016・8

マンションの健全化業務への取組

3 理事会の立上げ

  そこで、A社任せではない自主的な管理運営を目指すには組合員の連携が必要と、その手始めとして

 理事会の立上げを提案しました。

  4月末頃組合員32名の1/5以上の発起人7名を集め、「役員選任」の総会を、分譲後18年目で

 初めて開き、ここで理事3名と監事1名が選定されました。

  この総会では、組合員の方にとって同じ屋根の下に住む者同士が一堂に会していろいろお話しする機会

 ができ、有意義だったと思われます。

4 再生に向けた理事会の活躍

 (管理運営の再整備)

  5月初旬に第1回の理事会を開き、理事長、副理事長、会計担当理事の役職を決め、最初の仕事として、

 新役員3名と私とでA社の社長と面談しました。

  そこで、通帳・印鑑、図面の返還、過去の決算書類、その他関係書類等を1か月以内に提出するよう

 求めました。

  その後、返還も回答もなく誠意が見られないので、6月上旬に第2回臨時総会を開き、管理委託契約解除

 を決議しました。

  この後、理事会は精力的に活動し、A社に対し契約不履行による管理委託契約解除を通知し、区分所有者

 ・居住者名簿の整備、管理員の採用、火災保険の加入、管理費等収納を扱う銀行の変更、収納代行会社との

 契約、設備会社との保守管理の再契約、会計事務の処理等のすべてを自分たちで行いました。

  理事会では「新たな管理会社へ委託」との意見も出ましたが、今までの反省から、当面は自主管理で頑張

 ろうということになりました。

                                (著)マンション管理士 山田 健二

(岡管連から)

  管理組合の運営は自主・自立が基本であり、運営主体は組合員であり、管理会社ではありません。

 20年を経過した今、この機会を転機とし、各組合員がマンションへの関心を向けていただければ、管理の適正化に1歩ずつ近づくものではないでしょうか。

2016年9月11日 | カテゴリー 専門家の活用