免震ゴム 不安に揺れる/朝日新聞朝刊3・19

 東洋ゴム工業による免震ゴムの性能偽装問題が、波紋を広げている。

 ゴムの伸縮で揺れを吸収するとの触れ込みだったが、3製品で大臣認定を得る際のデータ改ざんが発覚。

 2製品はデータこそ正しかったが、認定後に基準からはずれた不良品が出荷されていた。

 安心と信頼が根本から揺らいでいる。

【住んだまま工事可能】

―免震ゴムの交換 費用10億円超も―

 業界団体によると、免震構造ビルは国内に約3300棟ある。

 1棟の建物には、通常で数十基の免震ゴムが使われている。

 東洋ゴム工業製品で問題になった、揺れを吸収する機能を持つ「高減衰タイプ」の合成ゴムを使ったビルは700棟ほど。

 価格は1基が数百万円で、ゴムの耐用年数はやはり60年程度という。

 どうやって交換するのか。ゼネコン関係者によると、免震ゴムの周囲を油圧ジョッキで支え、建物を持ち上げて抜き出し、新品と入れ替える。

 安全確認のため、建物を補強材などで支えれば、マンションの住人が住み続けながら工事を進めるのは可能という。

 工事の期間は、かける人手や機材の数にもよるが、準備も含めて数カ月程度と見込まれる。

 大規模なビルになると、総費用は10億円以上に膨らむこともある。

(岡管連から)

 マンションの場合、免震ゴムの耐用年数を考えると、管理組合として、60年後の費用負担に備える必要が出てきます。

 その免震ゴムの取替え費用として、1億円程度が想定されるのではないでしょうか。

 免震ゴムを採用したマンションでは、本来の建物等の維持管理費用としての修繕積立金以外に、免震ゴム取替え費用も積み立てておく必要が出てくるでしょう。

                                    *下線は、こちら側で記載。

2015年3月21日 | カテゴリー 偽装問題