居住者の高齢化に備えて/マン管通信2015・9

【専門家が改めて思うこと】

 専門家として管理組合に対して、建物・設備の維持管理及び改善、理事会・管理組合の運営と支援を行って参りましたが、あること契機に管理組合と高齢居住者との関係に潜む問題点を改めて知らされました。

 つまり、建物の老朽化と同時に居住者も老いていきますので、生活弱者である高齢者には気を配る問題や悩みを聞き出す必要があることを痛感しました。

 高齢者だけの居住は、防犯面、災害面等で事故のリスクが高く、一度事故が生じればマンション全体へ影響を及ぼすことも考えられ、注意を払う必要があると思います。

 今後ますます居住者の高齢化が進む状況に対して、専門家も成年後見制度の知見等で高齢者を支援できるスキルも身に付け、常日頃から最も身近な相談相手として対応できるようにすることが必要かと思います。

 これから高齢化社会を迎えるにあたり、理事会及び専門家においては、高齢者に対してプライバシー権を尊重しつつも一定の配慮、つまり、その高齢者の生活環境へも気を配り、より細かい支援をしていく必要が今後増えていくのではないかと考えております。

【理事長からの一言】

 今後も管理会社への丸投げではなく、専門家のお力を活用して無駄のない、良好な管理組合運営を行っていきたいと思います。

                             (注1)一部修正、抜粋

                             (注2)下線及び赤字は、こちら側で記載

【岡管連から】

 岡管連がこれからのマンションの大きなテーマとして取り上げています『二つの老い』に加えて、コミュニティー部分において人間関係が希薄化するという面では、マンションに高齢者が増えれば、『限界マンション』に近づいていくリスクがあります。

 また、岡管連では高齢者への支援として、『成年後見制度』、『遺言・相続』などにも取り組んでいますので、『身近なマンション相談窓口』として、岡管連にご相談ください。

2015年12月05日 | カテゴリー 二つの老い