二つの老い(人の高齢化)/中部マンションたより2014・12月号

【居住者名簿が作成されていますか】

(相談事例から)

1 一人暮らしの高齢化が亡くなったが、連絡先が不明。

2 一人暮らしの高齢者が緊急入院したが、連絡先が不明。

3 一人暮らしの高齢者が亡くなったが、相続人が分からず滞納が発生し、

弁護士のお世話になった。

4 東日本大震災では、居住者名簿がなく安否確認に苦労した。

5 阪神・淡路大震災では、障害がある方が家具の下敷きになっていたが

身元が分からなかった。

【居住者名簿があったら防げたかもしれません】

居住者名簿の必要性については、誰もが感じていると思いますが、プライバシーに関係してくることだけに
『できれば提出したくない』という声も聞きます。ところが、いざ緊急時に必要になってくるのが居住者名簿です。

作成に当たっては、次のようなことに注意する必要があります。
なお、大切なことは、居住者名簿を作成するのはもちろんですが、更新を定期的に実施することです。

1 作成の目的をはっきりさせること

①日常の安否確認

②緊急連絡先の把握

③災害時の救助対策

④けがや病気などの場合の緊急対応 など

2 誰が管理するのか

3 保管場所をどこにするのか

4 閲覧方法はどうするのか

5 名簿の質問項目

①区分所有者または賃借人の氏名

②自宅の電話番号

③緊急時の連絡先

④同居家族とその連絡先

⑤要介護や寝たきり家族の有無

(岡管連から)

居住者名簿を作成するに当たっては、管理組合として以下の対応・取り組みが求めれらます。

①管理規約を改正し、

居住者名簿の作成が管理組合の業務のひとつとして追加すること。

②新たに居住者名簿運営細則等を制定し、

居住者名簿の取扱い・運営手続等をルール化すること。

*なお、居住者名簿に関連して2月に入り、『名簿作成及び運用に係る名簿細則モデル』の策定について、お伝えする予定にしています。